人生なんでもあり  こわれものの祭典〜番外編

tsuki-niwa2006-10-05

月の庭 2006秋の文化祭特別プログラム
こわれものの祭典〜番外編
詩朗読・音楽・舞踏  『人生なんでもあり』

出演 月乃光司(詩朗読) 山本公成(ソプラノサックス、フルート、磐笛、他) 歌舞伎昌三(舞踏)

10・5(木) 月の庭 三重県亀山市西町438 
open17:00 start 19:00 参加費2000円(別途1オーダー)
主催・問合せ 亀山雑学大学 090-2341-0479(岡田)

「以前、病気の自分が嫌だった。
精神科に通院したり、入院したりする自分が、ものすごく嫌だった。
世の中で一番、嫌なのは自分で、だから自殺未遂をした。
27歳の時が最後の入院で、それから10年が過ぎた。

今は、病気の自分もそんなに悪いもんじゃないな、と思っている。
病気から癒されることは、病気そのものが無くなってしまうことではなく、
病気を自分の個性として受け入れ、そのままの自分で生きていこうと決意することだ、
と気付いたからだ。

こわれ者の祭典」に、病気自慢のつわもの達が集結する。
きっと、血沸き肉踊るような、自己肯定の分かち合いの場になるだろう。
今、生きることに苦しんでいる人に、ぜひ来てもらいたい。」
月乃 光司(こわれものの祭典 主催)

こわれものの祭典
「病気」の体験発表&パフォーマンスイベント。「病気でどう苦しみ、そこからどう回復したか」をユーモアを交えたトークと、その病気に関するパフォーマンスで盛り上げる。現在まで、アルコール依存症、ノイローゼ、うつ、幻聴幻覚、過食症、引きこもり、脳性まひ、リストカット、自殺未遂、パニック障害性同一性障害、などの体験者が出演した。平成14年5月に第1回「こわれ者の祭典」が新潟市総合福祉会館にて行われた。超満員170人を動員、会場を感動と笑いの渦に巻き込んだ。その後、「日本精神障害者リハビリテーション学会関連イベント」「精神障害者リハビリ施設 夕映えの里」「新潟看護大学」「曹洞宗東龍寺」など3年間に30回以上の公演を行う。新潟県内で、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞新潟日報、NHK、BSN新潟放送、などで取り上げられて評判をよぶ。平成16年、日本テレビDの嵐!」フジテレビ「スーパーニュース」、毎日新聞全国版で取り上げられて全国進出。平成17年、名誉会長に作家の雨宮処凛さんを迎えて、新宿ロフトプラスワンでの公演にて、超満員180名を動員する。その後もNHK「福祉ネットワーク」で特集を組まれ、全国で公演中。


出演者プロフィール

月乃光司

心身障害者のパフォーマンス集団
こわれ者の祭典」立ち上げ人
アルコール依存症・引きこもり自慢

こわれ者の祭典HP
http://niigata.cool.ne.jp/cat_girl/koware/

高校入学時から対人恐怖症・醜形恐怖症により不登校になる。引きこもり生活、通算4年間を過ごす。24歳よりアルコール依存症になる。自殺未遂、アルコール依存症により精神科病棟に3回入院。27歳から酒を飲まない生活を続ける。自伝的小説「窓の外は青」(新潟日報事業社)を平成13年に出版(新潟市民文学奨励賞・新潟出版文化賞他受賞)。新潟日報にて「心晴れたり曇ったり」連載中。BSN新潟放送「ハートセラピー」司会を務める。新潟薬科大学応用生命科学科非常勤講師。

月乃光司ブログ
http://www5.diary.ne.jp/user/502228/


山本公成

楽家 [ 作曲、ソプラノサックス、フルート、磐笛 ネイティブアメリカンフルート、リトアニアンフレーテ、民俗笛、創作倍音笛]

スピリチュアルで独自の世界を持ち続けるアーティスト。活動は一つのジャンルに留まる事はない
1968年のデビュー以来、様々なシーンで活躍。

井筒和幸監督「ガキ帝国(主演 島田 紳助)」、園子温監督「部屋 The room」(ベルリン映画祭参加)、学術映画音楽など多数プロデュースする。まだ検閲のあるころ韓国舞踏家キムイロク(ソウル国立文芸劇場)、山海塾岩下徹、劇団日本維新派、劇団「態変」等、大駱駝艦「雨月」千野秀一、ジョンゾーンと音楽、麿赤児演出荒俣宏脚本の「ホーキング博士ブラックホール生活」の音楽など演劇音楽

これまでに共演したアーティストも数多く、ダニーデービス(サンラア−ケストラ)ジョン ゾーン、ネッドローゼンバーグ、デレックベイリー、トム コラ、ジーナパーキンス、アリリオ リマ(ウェ−ザ−リポート)、デーブ グットマン(sex pistolsプロデューサー) ジョセフ ジャーマン(アートアンサンブルオブシカゴ)ジョンラッセル、吉沢元治、江夏健次(ウォンウィンツァン)、豊住芳三郎、高橋悠治三宅榛名北京一、吉田蓑太郎(文楽)、黒田征太郎細野晴臣桑名晴子 朝崎郁恵 ダンシング義隆 長田TACO和承 大塚まさじ・・・とジャンルを問わず多彩。

ソプラノサックスを中心に世界各地の笛を自在に吹き、アコースティック楽器からサンプラ−まで、自らの表現の可能性を探究している。

数多くのプロジェクトに携わり、琵琶奏者片山旭星とのユニット「Symbiosis」やアコースティックジャムバンド「TASMANIA」を主催し、10年以上活動をする「風の楽団」や、ピアニストWong Wing Tsanとのduo Earth Breezeも3作、2001年より、ユーラシアンルンに参加し、積極的に演奏活動を行っている。大阪北浜のチャクラでマンスリーライブでさまざまなミュージシャン、アーティストと共演

1999年より、自身のレーベル 『Pulse'jet Label』を主催する。1991年ドイツのIC/digit music(タンジェリンドリームのクラウスシュルツの創立したレーベル)とア-ティスト契約4枚のソロアルバム多数のコンピュレーションアルバムをワールドワイドリリースしている。参加アルバム多数
2001年より、Peace Music Friendship
[DREAM CATCHER]をオーガナイズしている。

創作笛「竹子」を北は北海道から南は屋久島まで普及
各地でワークショップを開く。

自転車事故による負傷から復活、冥想に出会い生かされる今を感謝する毎日です。

http://www.pulsejet.jp
http://www.yamamoto-kosei.com/


歌舞伎昌三

1961年9月25日、日本国、三重県亀山に生まれる。10代後半より東京にて映画製作を始める。二十歳の頃、舞踏と出会う。
二十代半ばより反原発運動、民族問題、環境問題、先住民文化など様々なムーブメントに深くかかわる。
1990年、ネイティブ・アメリカン運動リーダーのデニス・バンクス氏の提唱するセイクレッドランに参加。激動のヨーロッパをネイティブ・アメリカンランナーやヨーロピアンランナーたちとロンドン〜モスクワまでの約10000〓を走り抜ける。
1992年、地域の寺子屋、亀山雑学大学を開校。様々なゲストを招き心と体について学び合う場を作る。
1996年、食とアート、そして人と人を繋げる場所、月の庭を始める。たくさんのミュージシャン、舞踏家、社会活動家などあらゆるジャンルを超えた人の集う場所として、今も活発に活動中。8年前より、舞踏家であり、天然肉体詩人と名乗る、藤條虫丸氏のワークショップを主催、自らもワークショップに参加する。2004年、10月、身体に変調をきたす。検査結果は膀胱ガン。医師には即入院、即手術を薦められる。また放置した場合、早くて1年、よく持って2年の余命宣告を受ける。が、しかし、自身はもう一つの方向としての代替医療、手術をせずに民間医療で治していくことを決意。まずは、からだとこころに向き合うことから始める。
2005年、5月、天然肉体詩人、藤條虫丸氏に舞踏公演への出演を依頼される。5月11日〜15日、名古屋大須、七つ寺共同スタジオにて五日間の公演すべてに参加。舞踏家としてのデビューを果たす。43歳にしてのデビューであった。以後、精力的に舞踏活動を展開。素晴らしい出会いと共に、様々な場所、また様々なミュージシャン、DJたちとのコラボレーションも多数。今年8月には初の海外公演に出る。韓国で2つのフェスティバルに出演、7日間で9ステージを踊りきり大好評を得る。
デビューから一貫してその踊りのテーマには生と死がある。細胞レベルで、刻一刻、展開される生と死のダイナミックなそして静寂な時間。精神と肉体が織りなす一瞬一瞬の動き。光と影。舞踏は静かに緩やかに進化の円環の中で突っ立っている。